行きの飛行機は5月2日21:00PM発、関空からケアンズ行きのジェットスター便です。現地時間(1時間早い)の5:00AMにつきますので、7時間のフライトです。

今回は中3の息子と二人旅。姫路を3:30PM頃出発。空港までは車で行ってもよかったのですが、帰りの高速道路が連休最終日で混みそうなので、新幹線とはるかで。
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私の方の大きい荷物は、空港宅配便で出発前に送ってありますので、ε130Dの入った箱とカメラが入ったリュックサックを持って向かいます。

ちなみに妻と下の息子は、妹さん家族と一緒に北関東へ温泉旅行。これから稀有の乾燥地帯に向かう我々とは、旅の目的が対照的です。

関空出発ロビーのJALABCカウンターで大きい荷物をピックアップ。運送会社はヤマト運輸ですが、段ボールに擦り傷があったりへこんでいたりして、かなり手荒に扱われた形跡が。壊れ物をあまり入れてなかったのでよかったですが、次使うときにはちょっと考えないといけません。

ジェットスターのチェックインカウンターへ。見るからに怪しげな段ボールに皆の視線が。
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事前にちゃんと重量を図ってきたつもりですが、列に並んで待っていると、この期に及んで“あの重量計、ホントに合ってるんだろうか?”とか、いまさらどうしようもない不安が過ります。

そうこうしているうちに、我々の番。預ける方の荷物を検量すると39.7kg。事前に計った重量と100gの差でほぼピッタリ。ちなみに機内持ち込み荷物の方もきっちり測られました。さすが重量制限に厳しいオセアニアの航空会社です。こちらのほうも2つで10kg以内で問題なくパス。搭乗券をもらって出国口へ。

ε130Dの入った箱、手荷物検査場のX線検査でさすがに開けられるかと思ってました。一瞬ベルトコンベアが止まったように見えましたが、何も言われずパス。これで無事飛行機に乗れます。

乗る飛行機はB787-8、初めて乗る機体です。同じ路線でつい最近(3月29日)着陸降下中に一時両エンジンが止まるという重大インシデントを起こしたばかりですが、もうそのことは忘れよう。
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実際乗ってみると、さすが最新鋭飛行機、快適です。離陸時もエンジン音がうるさくないし、余裕で飛んでいる感じ。与圧が良く効いているのか、上昇しても耳抜きの必要なし。さすがにグアムを過ぎて赤道を通過するあたりは、ずっと雲の中を飛んでいてよく揺れましたが、従来の半分くらいのストレスで、ケアンズが近づいてきました。

到着前に税関申告書を準備。
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オーストラリアの税関は、生態系維持の観点から動植物やそれ由来の物品の持込みにうるさいと聞いています。動植物由来のものといえば、私の持ち物では赤道儀の三脚が木でできているので7の項目に該当します。事前に調べたところでは、土産物のこけしやけん玉でも申告する必要があるそうなので、念のため7の項目の“はい”にチェック。

3の項目に、海外で購入した物品が900ドルを超える場合とあるのですが、これ意味がわかりません。たいていの日本人は900豪ドルを超えるくらいの物品は持って来ているのでは?よくわからないので、とりあえず“はい”にチェック

ほどなくケアンズに到着。入国審査を終えて荷物受取場で荷物が出てくるのを待っていると、係官が近づいてきて、税関申告書を見せるように言われました(鏡筒入っている段ボールが目に付いたのかもしれません)。

“はい”にチェックを入れた2項目について聞かれましたが、7の項目については、望遠鏡の三脚部分が木でできていることをスマホの写真を見せながら説明。3の項目については、カメラや望遠鏡が900豪ドルを超える旨を説明したところ、どれくらい使っているものか聞かれたので、適当に5年くらいと答えたら、申告書に問題ないとの意味の(たぶん)×印を入れられ、返されました。

後で調べて知ったのですが、自分のものとして12か月以上使っている物品は非課税になるとのことです。普通のスーツケースで来ている人でこんなふうに係官に質問されている人はいなかったので、たいていは申告書を提出するだけでOKみたいですけど、私みたいにちょっと変わった形状の荷物だったりすると、係官に呼び止めれることもあるようです。

なにはともあれ無事荷物をゲットして税関も通過。機材の輸送はこれで完了です。
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⑥「チラゴーへ」編へつづく