先週1/9の初出撃では、前年からの続きで勾玉~Sh2-240領域のOIII画像を撮ってました。

雲が流れる中、10分21枚のOIII画像を撮りためることが出来ましたが,Haに比べS/N比が悪すぎ、単純にHαに加算してもなかなかきれいに処理できません。Sh2-240の青いOIIIの部分を鮮明に出せれば、よりカラフルな描写になるかと思っていたのですが・・・。今後の研究課題にします。

ところで、STL11000mでナローバンドなどの低照度撮像の際現れる縞模様ノイズの除去の方法について少し書き足します。

その縞模様ノイズというのはこんなものです。
イメージ 1
これはHα画像をLとしたときに現れたものです。光が十分あるときには目立たないのですが、こういう低照度撮像の背景部分に出てきます。以前は、このカメラの性能の限界だと思って、あきらめていた部分です。

どうやって修正したかというと、フラットを撮るのと同じ要領で、画像の背景と同じレベルになるように、フラット画像を撮像します。ダーク減算、フラット補正し、できた画像を平均化してやります。すると、縞ノイズを再現できます。
イメージ 2
これを画像から減算してやります。すると、こんな風にきれいに縞ノイズがなくなります。
イメージ 3
縞ノイズを取り除けるようになったので、Hα画像をLとブレンドしなくてもそのままL画像として、LRGB合成に使えるようになりました。
イメージ 4
撮影開始:2015年12月8日21時07分
Sigma APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM (F2.8)
STL11000m (-35℃)
Hα(30nm) 10分×16、RGB 10分×2(ビニングなし) 総露出時間220分
ステライメージ6、フォトショップCC、自作背景フラット化ソフトで処理
撮影地:岡山県備前市八塔寺

OIIIの件は心残りですが、それは今後の課題として、とりあえずこれで完成とします。