先週金曜日4月17日久しぶりに青空が出たので八塔寺に行ってきました。ここのところ天候不順でなかなか晴れ間がないこともあってか金曜の晩にかかわらずWBSのメンバーをはじめ大勢の来訪者があって賑やかな星撮り会となりました。

空のほうは、今一つというか晴れてはいるものも黄砂と薄雲の通過のせいで終夜すっきりしない空でした。が、薄明前に短時間でしたがまあまあの空となり、久しぶりの夏の天の川を拝むことができました。

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Nikon D600 ISO3200 30s
Sigma 28mm F1.8 EX DG Aspherical (F2.8)

そんな空の中でしたが、最近バーダーのOIIIフィルターを買ったので、そのテストを兼ねて、以前からの宿題になっていたろくぶんぎ座のHewett 1という惑星状星雲の撮像をやってみることにしました。この星雲、比較的最近(といっても2003年ですが)発見された視直径が10度以上という巨大な惑星状星雲です
2年前にも30nmのHαフィルターでトライしましたが、このときは影も形も見えず、今回8.5nmのフィルターでの再トライです。
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撮影開始:2015年4月17日20時45分
Sigma APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM (F2.8)(画角13.7x9.4°)
STL11000m (-25℃)
バーダーOIII(8.5nm) 10分×18(ビニングなし) 総露出時間180分
ステライメージ6、フォトショップCCで処理
撮影地:岡山県備前市八塔寺

”1”と番号を付けた恒星の左に何かモッヤとしたものが写ってますが、これは下の論文の画像と比較すると、丸のついているPG1034+001という白色矮星周辺の光に位置的に対応しています。一応これだろうなと思いますが、しかし恒星3-7付近に見える円弧状の構造や、さらに外側の恒星8-9あたりの構造は今回の画像では見ることができませんでした。これらは白色矮星周辺のものに比べてさらに淡そうで、この大きな外殻構造を写そうとすればもっときれいな空とノイズの少ない冷却CCDが必要なのかもしれません。

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Rauch et.al., A&A, 417, 647 (2004)
今回撮った場所です。
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